日常録としてのブログ

平成生まれ、村上春樹とかが好きな税理士

マイクロ法人

YouTubeでマイクロ法人の活用法を見たので相談したい、という問い合わせがあった。

マイクロ法人という言葉は、昔に橘玲さんの本で何度か見かけたのでイメージはすぐついたけど、実務の現場での問い合わせはあまり出会うことがなかった。

簡単に言うと、ほとんど売上の上がらない法人を設立して役員報酬を最低限取り、最低限の社会保険料の負担で済ますということだ。(国保国民年金協会けんぽ+厚生年金)

税務的に確かに問題はないが、法人設立や税理士への報酬、均等割の負担などは出てくる。

メリット、デメリットを十分に考えて実行する・しないは本人の責任だ。

そもそも、こんな方法に興味を惹かれるという背景にはやっぱり社会保険料が高いということがある。いや、高すぎるということ。

現世代の高齢者の年金を現役世代が負担していることを考えると、年金制度は破綻しないのだろうが、人口が少なくなるほど1人当たりの負担額はもちろん増える。

平均寿命は長くなり、もらえる年金の額は減っていく。

そんなたよりない世の中でどうやって生きていけばいいのだろうか?

現役の税理士ですらそんなことを思う。